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技師長より患者様へご挨拶
診療放射線技師は機器を扱うイメージがありますが、当科では機器を扱う以前に、患者様への温かい対応をに心がけております。
また、患者様の中には、レントゲンやCTなどの大きな機器を見て恐怖を感じる方がいらっしゃいます。そのような恐怖を和らげるためにも、常に笑顔での対応を実践しております。
患者様から放射線関係の質問を受けた場合も、患者様がご納得いただけるまで丁寧なご返答をさせていただいております。
そして患者様がお元気になられ、笑顔を見たときに心から喜びを感じます。それが医療従事者としての原点だと考えています。
超高速16列マルチスライスCT設置
2005年9月に東芝製16列マルチスライスCTを設置しました。
数秒で撮影が完了し、従来と比較して高画質の画像になったことで、患者様により優しい医療を提供できるようになりました。
Q1.「16列」とはどういう意味ですか?
A1.
CTは人体にX線源を360度方向から当て、検出器がデータを受け取り画像化します。
従来のCTではX線源1回転で1スライスの撮影しかできませんでした。しかし現在のCTは検出器が増えたことにより、X線源1回転で複数のスライスを撮影できるようになりました。
「16列」とは、「X線源1回転で16スライスを撮影できる」
という意味です。
Q2.16列マルチスライスCTで具体的にどんな検査ができるようになりましたか?
A2.
心臓の血管の検査です。
従来、心臓の血管のつまりを調べる検査は「血管造影」と呼ばれる検査しかありませんでした。これは出血や痛みを伴う、患者様にとって大変苦痛な検査です。
しかしこの心臓の血管の検査を
(1) 約30秒の息止めが出来る方
(2) 点滴の針を刺す痛みに堪えられる方
(3) 造影剤のアレルギーのない方
以上の条件を満たす方であれば、16列マルチスライスCTは血管造影ほどの苦痛を伴わずに検査できるようなりました。これは大変画期的なことだと言えます。

Q3.その他にニーズの多い検査はありますか?
A3.
平成20年4月から特定健診がスタートしました。「メタボ健診」と呼ばれる健診です。
腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の方は注意が必要となります。ただ腹囲の測定だけでは「内臓脂肪型肥満」なのか「皮下脂肪型肥満」なのかを見分けることができません。
当科ではCTで臍(へそ)の位置の断面を撮影するだけで、内臓脂肪と皮下脂肪の具体的な面積を測定することが出来ます。実際に自分の脂肪を客観的に見ることによって、生活習慣の改善を考える患者様が多いようです。
下に具体的な画像を示します。

2番のラインの内側にある「内臓脂肪」と、1番と2番のラインの間にある「皮下脂肪」をコンピュータが自動計算します。

青紫色の部分が脂肪です。
内臓脂肪15.54cm2、皮下脂肪75.51cm2と計算されました。
次に「メタボ」気味の画像を示します。
Aさん 男性 体重75s 腹囲84cm

内臓脂肪51.41cm2、皮下脂肪180.92cm2
皮下脂肪の面積が極端に広いことが分かります。
Bさん 男性 体重65s 腹囲81cm

内臓脂肪64.09cm2、皮下脂肪119.47cm2
Aさんより体重は10s軽いにもかかわらず、内臓脂肪の面積は意外にもAさんより広いことが分かります。
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